視界を染める

 

 

 

 

この1ヶ月ほど、お皿やカトラリーのサンプル制作が続いています

 

 

新しい道具や機械を導入したり

 

懐かしの過去作を掘り起こして観察し、手順の記憶を辿ったり

 

 

試行錯誤は絶えません

 

 

失敗やダメ出しの数々に心が折れそうになりますが、

 

その最中にも ごく僅かな煌めく光を見つけられた瞬間には

 

甲斐あった、、と救われた気持ちになります

 

 

 

 

今年に入ってから  お皿のご依頼を多くいただき

 

お披露目の機会も増えております

 

近年稀に見ることですので大変有難いです

 

 

同時に、しばらくジュエリー制作は触れておらず

 

そんなバランスの取り方も 私にとってはちょうどいいかな

 

 

 

...なんて思っていたら、あっという間に春を迎えてしまいそう

 

そろそろ細かな装身具に取り掛かりたい

 

 

頭にイメージが浮かぶのに、手が躊躇っていた靴ベラも

 

ようやく歩み寄ってきて  機が熟す予感です

 

 

 

お皿のような大きな面体を毎日制作していると

 

主な工程は叩くことなので、

 

肩や腕がみるみる鍛えられていき

 

そのなりが増していっているのを日々感じています

 

 

肩と腕だけマッチョ化しそう...

 

三角筋、上腕二頭筋というやつでしょうか

 

いえ、既に以前からカチコチなのですが

 

更にボリューミーだなんてあまり気が進みません

 

 

何時間も腕を振り下ろしていれば、良い運動になりますし

 

ストレス解消の爽快さもあり 叩くのは大好き

 

テーブルに向かって座り続け、

 

指の先をひたすらに酷使することの方が苦手な性分です

 

     

週に2〜3回のジム通いは、健康のためにも欠かせません

 

 

 

 

 

じわじわ広がりつつあるコロナウイルス

 

 

強い感染力に驚くだけでなく、その広まり様に

 

「 世界は広いが世間は狭い 」という言葉が過ぎります

 

 

「 外国の大統領に会おうとするのなら、6人を介せばなんとかなる 」

 

とも、昔に聞いたのを思い出します

 

 

始まりはたった1人、2人でも

 

幾千、幾万と増え続けていく

 

 

 

感染の恐ろしさとともに

 

世界はこんなにも身近で、すぐ目の前にある

 

 

この島国故の、外国への疎外感、他人事のような感覚は

 

誰もが、今やこれぽっちも持っていないでしょう

 

 

大陸から離れ海に囲われていても関係ない

 

 

それがこの時代

 

 

自分を守れるのは自分だけ

 

 

 

 

「 守ることは攻めるより難しい 」

 

 

 

 

 

 

今日はやたらと誰かの言葉が浮かぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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   表現を変えるには、手となる道具も同じ